井坂信彦議員 決算行政監視委員会(政策活動費 領収書の公開) 字幕 20240617
井坂信彦議員 政策活動費について伺います。幹事長が議員に政策活動費を渡した場合、誰にいくら渡したのか、今回の法改正では10年後に公開をされるというのが自民党案であります。ところが、幹事長から政策活動費を受け取った個々の議員が、そのお金を何に使ったのかというのは、今回の法改正では公開の対象になっていません。その議員のお金の使い道は、領収書が公開されないんですか。
岸田総理 自民党案では、当該幹事長などからの通知に基づき、当該支出の項目や、金額や年月が、収支報告書で明らかにされることとなります。10年後の領収書等の公開は、これらの記載内容を確認、そして検証するためのものであると理解をしています。それに資するような形で、領収書等が徴収されるものであると考えております。
井坂信彦議員 自民党では長年にわたって政策活動費が、領収書のいらない、収支報告書に書かなくてよい裏金として各議員に配られていたわけであります。幹事長から政策活動費をもらった各議員が領収書を公開しないということになれば、裏金問題は何も解決をしません。各議員の領収書を公開しないという結論はあり得ないと、各議員の領収書は必ず公開すると、明確に答弁してください。
岸田総理 領収書徴収のルールについては、今後各党各会派において検討される、毎年の収支報告書における報告を確認、検証するために資するような形で、領収書が徴収される、こういったルールが議論されるものであると認識をしております。
井坂信彦議員 個別の議員の領収書を公開しない可能性があるということなんですか。あり得ないと思いますよ。
岸田総理 先ほど来申し上げておりますように、領収書の徴収のルールについては、今後各党各派において検討されるものであると考えております。
井坂信彦議員 各党各会派ってね、他の党はみんな公開ですよ。個別の議員の領収書をまさか公開しないなんていうルールになったら、これまでと一緒の領収書のいらないお金のままじゃないですか。野党第一党の立憲民主党ともう一度正面から協議をし直して、国民から見てまともな改正案を、もう一度出し直すべきだと申し上げて、私の質疑を終わりたいというふうに思います。どうもありがとうございました。