2024年6月10日「参議院」決算委員会 村田享子議員

村田享子議員 参議院決算委員会(政策活動費の使途公開 小切手・商品券) 字幕 20240610

村田享子議員  この(政治資金規正法)改正案について、修正すべき点があるのではないかと指摘をさせていただきます。今日の午前中の参議院の政治改革特別委員会で、立憲民主党の熊谷議員が質疑をされました。政策活動費を小切手で政党から議員に渡した場合、使途公開から除外をされるということがわかりました。今回の改正案が成立をしましたら、これからは小切手で渡しますねということにしたら、使途が公開されないわけですよね。これ抜け穴だと思うんですが、いかがでしょうか。

岸田総理  ちょっと私自身、その小切手のやり取りについて、どのようなやり取りが行われたのか承知しておりません。

村田享子議員  これ小切手だけではなくてですね、商品券で渡しても公表の対象外となるそうなんです。やはり私はこうした抜け穴を防ぐべく、法案を修正すべきだと思うんです。別の条文では、金銭等としてですね、ちゃんとその小切手や商品券、有価証券を含めた部分も規定している部分があるんです。ただ、この政策活動費の使途公開のところだけはですね、金銭というふうになっていて、等が省かれているんですね。そこに何かしらの意図があるんじゃないかということが、午前中の委員会で議論になったわけなんです。自民党の法案の発議者の方から、また新たな事実がもし判明した際には、さらに必要な対応も出てくる可能性は私も排除するべきではないと答弁をされているんです。その金銭等の等を政策活動費においては除いている、この点、新たな事実として私は修正していくべきだと思いますが、総理いかがでしょうか。

岸田総理  今回1月からの国会において、政治資金に関わるさまざまな問題が議論をされました。その全体について、政治の信頼を回復するために必要な対応を考えていく、直接の再発防止とあわせてこれを議論するということで法律を策定し、そして各党の意見も伺い修正を行った、こうした取り組みでありますから、再発防止については直接対応できる内容をしっかり盛り込んでいます。あわせて政治資金の信頼回復に向けてどうあるべきなのか、参議院の特別委員会においても議論が続けられていると承知をしております。

村田享子議員  抜け穴ばかりの政治資金規正法改正案の修正を求めて、私の質疑を終わります。

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