299 回視聴 2024/05/17吉川沙織議員 参議院政治倫理審査会 (出席申立て 意見表明) 字幕 20240517 吉川沙織議員 参議院 政治倫理審査会規程第17条に基づく被申立て議員の出席要求に関する件について、申立て委員を代表して意見表明を行います。 去る2月21日、参議院 政治倫理審査会規程第1条及び第2条の規定に基づき32名の議員について行われた審査の申立てを受け、3月8日の本審査会において全会一致で審査を行うことが決定されました。その後、申立てを受けた議員のうち3名から弁明の申出があり、同月14日の本審査会において弁明及び質疑が行われました。一方でその時点において弁明することを求めないとの意向を示した29名の議員について会長から、審査会としましては全会一致をもって審査すると決定したことにも鑑み、今後その出席を得て説明を聞き審査できるよう引き続き協議してまいりますとの発言があり、書面による出席の働きかけを行うとともに、弁明を行った議員に対する質疑においても他の議員にも出席を促す旨、求めましたが現在に至るまで新たな弁明の申し出はありません。 今回の問題の実態解明がない中で派閥の解消や党内処分が行われても、なお国民の政治不信は解消されないばかりかかえって深刻化しているように思われます。先月、自由民主党の党紀委員会が派閥による政治資金の不適切な処理について審査を行うに際し、対象国会議員ら39名のうち31名が弁明書を提出したとされています。党に対しては弁明を行うことができるのに、なぜ政治倫理審査会の場においては説明をしていただけないのでしょうか。 本院に議席を有する議員は多くの有権者から投票用紙に名前を書いていただいている、こうした重みや責任に鑑み議員として国会において説明責任を果たす必要があるのではないでしょうか。良識の府と位置づけられる本院として自浄作用を少しでも発揮し、国民の政治に対する信頼回復につなげるためにも、申立て対象となった議員の皆さまには真摯な対応をいただくよう求め、意見表明といたします。