伊藤俊輔議員 本会議(令和6年度予算案に対する反対討論) 字幕 20240302
伊藤俊輔議員
言わなければならないのは、なぜこれほど予算審議を急ぐ必要があるのかということです。例年、予算委員会は審議時間約80時間です。しかし69時間しか積み上がっていない時点で、小野寺五典予算委員長は職権により強引に採決を決めてしまいました。過去2番目の規模となる予算案の審議を軽んじる裏金隠しの強行採決に、改めて抗議をいたします。我々野党は審議拒否をしているわけではありません。むしろしっかり審議をした上で、3月4日に円満に採決をしようと再三申し上げてきました。3月4日に予算案を参議院に送っても、審議をして年度内に成立させるための日数は十分に残っています。そもそも予算案の採決が予算委員会、本会議ともこの土曜日に行われるのは、実に31年ぶりのことであります。そんな異例なことまでして、予算案の衆議院通過を急ぐ必要があるのか甚だ疑問であります。土曜日の審議を行うことで、衆議院や霞が関の職員をはじめ、マスコミの関係者や政党関係者、議員秘書の方々も休日出勤を強いられております。今は3月で、今日まさにお子さんが卒業式を迎えた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。そもそも政治倫理審査会の開催が1日遅れなければ、昨日、金曜日この質疑は行われてたはずであります。さらに言えば国会の召集日についても、我々野党はもっと早い時期にすべきだと再三申し上げてまいりました。政府の段取りの悪さのつけを押し付けるのはやめていただきたいというふうに思います。