蓮舫議員 参議院予算委員会3(政治資金の隠蔽問題) 字幕 20240424
蓮舫議員 政策活動費、二階さんに5年で50億。批判高まりましたよ。でもこれ先送りですね。かつ企業団体献金、2022年自民党は24.5億受けています。私たちは廃止を言ってますが、自民党案では検討項目にも入っていない。しかも、公開になじまないと例外扱いにしてます。いろんなものを先送りしてるんですけど、私許せないのは政治資金の隠蔽問題です。茂木幹事長は、10年で3億2240万円の政治資金を公開基準の緩い政治団体に付け替え、95から7%に透明度を下げました。茂木派事務総長の新藤大臣も、10年で2億6000万円、公開基準の緩いその他政治団体に付け替えて、使い道を隠蔽。使い道は99から9.8%までに低下。新藤大臣、答弁では逆ギレされて何か私怒られたんですけども、自分の発言が正しいんだったら、帳簿を公開しなさいと言ったら、帳簿は公開しない。本当にダブルスタンダードです。透明性を徹底するというんだったら総理、これこそ先送りしないでやりませんか。
岸田総理 まずは今回の事案の再発防止に対する対応、これをしっかり行うとともに議論を行うというこの方向性の中に、明記をしているところであります。
蓮舫議員 政治改革、やれるところから徹底してやっていく。与野党が同意できるんだったら、前に進めるべきだと思ってるんです。この付け替えの問題、合法だけど脱法ですよ。これは公明党さんも問題視をしていて、付け替えの制限の提案をしてるんです。私たちもね、国会議員政治資金の使途を、意図的に公開基準の緩いその他政治団体に付け替えた場合には、国会議員政治団体同様に1万円超の支出明記、領収書添付をさせる改正案を同じく提案しているんです。これはお金を国庫に納付させる立法作業よりも、極めてシンプルな改正作業で済むんです。与野党が合意をすればすぐ改革できます。やるかやらないかです。やりませんか。
岸田総理 脱法行為であるということは、言い過ぎではないかと思っています。しかしながら、ご指摘のようなこともあるからして、自民党としても、この問題についても、ぜひ議論を行いたいと申し上げております。
蓮舫議員 脱法が言い過ぎっていうのはおかしいですよ。透明化ってずっと言ってるじゃないですか。使途公開が9割だったものを付け替えて、1割まで落としてるんですよ。これこそ使途の隠蔽じゃないですか。だから変えようと提案してるのに、今日の総理の姿勢は、とても先頭に立っているものではないと強く言わせて質問を終わります。