杉尾秀哉議員 参議院予算委員会1(裏金問題)字幕 20240424
杉尾秀哉議員 これだけの事件を起こしていながらトップが責任を取らないなんてありえない。先週の私の代表質問に対する総理の答弁、自民党総裁としての責任を重く受け止める、こういうふうに言っている。ならなぜ自分で処分を受けないんですか。
岸田総理 信頼回復への道のりをしっかりと前に進めなければならない。そのことによって責任を果たしていく。こういった覚悟を申し上げた次第であります。
杉尾秀哉議員 それは覚悟と言いません。言い逃れです。責任を取るとおっしゃるなら、身を引くのが責任の取り方でしょう。そして何よりも今回の事件の真相が何も明らかになってない。安倍派の裏金づくり、下村元文科大臣のものとされる音声データの中にもありますし、さまざまな証言を突き合わせれば、森元総理がキーマンであるということは、これは間違いないんですよ。それに対して総理は具体的な関与は確認できなかったと。確認できなかったんじゃなくて確認しなかっただけでしょ。
岸田総理 具体的な森元総理の関与を確認できるものは何も把握していないということを申し上げております。
杉尾秀哉議員 電話による事情聴取、時間にして3分から5分程度、ご機嫌うかがいのようなものだった、こういうふうに報道されているんですけれども、時間、何分でしたか。
岸田総理 報道、しかも伝聞としての発言等が流れている、こういったことは承知しておりますが、決してご機嫌うかがいなどというものではないということは申し上げておきます。
杉尾秀哉議員 記録も取ってなかったんですね。
岸田総理 記録については残してありません。
杉尾秀哉議員 総理はメモを取るのが得意だったんじゃないんですか。岸田メモ、どこ行ったんですか。記録、取るまでもないですよね。電話をかけた、事情聴取をしたというアリバイ作りをしただけなんでしょう。ちゃんと調査をするんだったら、誰かをつけて、ちゃんと記録を取って、だって我々は資料提供を求めているんですよ。森元総理の参考人招致も求めているんですよ。何にも出てきていないじゃないですか。それに応えるためには記録ぐらい取って、森元総理はこう言っているって示してもらわなければ、回答になっていないじゃないですか。毎日新聞の世論調査で、84%の人が森元総理に国会で説明を求めるべきだと。森さんに証人か参考人として来ていただく以外、ないんじゃないでしょうか。
岸田総理 国会においてご判断いただくべきものであると考えております。
杉尾秀哉議員 今回の問題の真相究明をしようなんて考えがあるとは到底、思えないし、総理が火の玉とはとっても思えません。