山岸一生議員 内閣委員会1(裏金問題 処分の基準)字幕 20240405
山岸一生議員 政治家への信頼がセキュリティ・クリアランスの根幹です。政治家は信頼できるという前提で、政務三役をセキュリティ・クリアランスの適正評価から外しているわけです。それでいいのかって議論を、この委員会でずっとやってきました。政府は2つの理由があって、必要ないと強硬に言っています。一つは選挙を通ってますからと、二つ目は総理が任命してますからと。でも選挙といっても、裏金もらってお金の力で下駄を履いて受かってきた選挙じゃないですか。そして総理の任命と言ったって、昨日の処分で明らかになったように、情実で決まっている人事じゃないですか。何らクリアランスになっていないわけであります。かたや民間企業には厳しいクリアランス、求めながら、かたや政治家はノーチェックだと。これは市民は増税、自民は脱税と、このダブルスタンダードと全く同じ構図であって、政治家の信頼は、この制度の根幹にかかわる。なので裏金問題は大事だということでございまして、まず処分の基準がさっぱりわかりません。今回、500万円未満、処分の対象から外されております。5年間で500万、年間100万円まではお咎めなしということになります。総理、自民党はこれからも年間100万円までは裏金OK、こういうことなんでしょうか。
岸田総理 500万円以下については処分をしないということについて、立場あるいは不記載の額、こういったものは無視することはできないわけでありますが、派閥の幹部でなかった議員について、一定金額以下であった議員については党紀委員会での議論は求めなかった、こうした判断をした次第であります。ただ、こうした議員についても幹事長による厳重注意等、責任について党としての判断をしていきたいと考えております。
山岸一生議員 国民からしたら、年間100万円までは所得の申告漏れ、OKなのかと。またこれ、不公平感を広げることになってしまいますよ。