岸真紀子議員 参議院決算委員会2(裏金問題 真相解明) 字幕 20240401
岸真紀子議員 還流分を記載しなかったっていうのは、税金の世界で言うと簿外資金ということになってしまいまして、重加算税を受けるものになります。不記載がバレたら慌てて収支報告書を訂正をして、全て政治活動に使ったから問題ないというふうにおっしゃっている方もいますが、その活動に使ったことを証明する資料がなければ、単に言い張っているだけでしかありません。これでは国民は信じないし納得もしません。しかも一部の議員は、派閥から記載しないように言われたので、と悪いことをして咎められているにもかかわらず、誰々ちゃんがしていいって言ったんだもんって言ってるんですね。そういう言い訳は通用しないというのは、総理はわかっていただけますよね。
岸田総理 今回の件については、検察によって法と証拠に基づいて捜査が尽くされ、そして判断が行われた。党の調査等を踏まえても、個人で受け取った事例は党としては把握していない、これが現状であります。
岸真紀子議員 総理、再三検察の捜査って言うけれど、その検察の捜査は、一体どんなことが行われたのかっていうのは明らかになっていないので、果たしてじゃあ一人ひとりがきちんと精査をされたのかということまでは、実はわからないというところなんです。これから処分をするようですが、自民党内部での処分の前に、真相解明、説明責任というのが重要になってきます。説明責任というのは、一方的な説明で終わらせるのではなくって、受けた側が納得して初めてですね、義務を果たしたことになります。20年間も続いてきた悪しき還流を、この際全て明らかにすべきということは、総理も思っていただいておりますよね。
岸田総理 これからも事実の把握に努める、これは重要なことでありますが、一方で、関係者は政治家でありますので、今回の案件において、政治家として国民から期待される役割、それぞれの立場において果たさなければならない責任、これについて党として判断するために、追加の聞き取り調査を行っているところであります。事実の把握はこれからも行っていかなければなりませんが、あわせて政治家としての責任を党として判断をする、このことも重要であると考えています。
岸真紀子議員 残念ながら、答えたんだか答えてないんだか正直ちょっとわからない。同じことをやっぱり繰り返しているように思います。知らなかったとかっていう議員もいるので、しっかりとですね、解明をした上で対策を講じなければ、信頼回復はないということを自覚していただければと思います。