2024年3月1日「衆議院」本会議 奥野総一郎議員

奥野総一郎議員 本会議(財務大臣不信任決議案 趣旨弁明) 字幕 20240301

奥野総一郎議員  私は立憲民主党・無所属を代表し、財務大臣鈴木俊一君不信任決議について、その趣旨弁明を行います。理由について、読み上げさせていただきます。自民党派閥の政治資金パーティーの裏金が、議員個人の所得であるにもかかわらず、納税されていない問題に対して、財務大臣鈴木俊一君は、令和6年度総予算の質疑において、納税するかどうかは、疑義を持たれた政治家が判断されるべきとの答弁をした。この発言は、政治家だけが納税するか個人の判断でできる、と納税者から受け止められ、国民の批判は大きく広がり、納税の現場も混乱をした。日本国憲法に、国民は納税の義務を負うと明記されている。徴税を所管する財務大臣が、憲法に反して、政治家の特権を認めた責任は非常に重く、発言を修正したとしても、国民の憤りは容易におさまらない。早急に納税に対する国民の信頼を取り戻し、立憲主義を守るために、鈴木俊一君は、直ちに財務大臣を辞さなければならない。さもなければ、鈴木俊一君を任命した岸田総理が、速やかに更迭すべきである。以上が、本決議案を提出する理由である。  この審議時間で、この審議内容で予算を強行採決するというのは、私は本当にひどい話だと思います。この69時間という数字は本当に少ないんですよね。過去4年間は、少なくとも80時間審議を進めてまいりました。集中審議もですね、多い時は4回やってきたわけであります。しかもですね、政治とカネについて究明しなきゃいけない時に、69時間で打ち切ってる。今日3時間ありましたが72時間、それでも届かないわけでありますよ。なぜこの時間に、私がこういうことをしなきゃいけないんでしょうか。年度内って言ったら3月31日、あと31日ゆっくり議論すればいいじゃないですか。何であと1か月先のことを心配してるんでしょう。私はね、ここでいい加減なことをして、国民がね、もう税を納めないと、こういうことになるの、国家を揺るがす大事だと思ってますよ。ですから、ここの1日2日延ばしてですね、そして月曜日にしっかりとした議論を私はすればいいと思うし、衆議院を通過したら参議院が待ってるわけですから、参議院の方もゆっくり、まだ1か月あるわけですよ。なぜそれができないんですか。そうすれば自民党さんもですね、きちんと説明責任を果たして汚名をはらして、また支持率がひょっとして上がるかもしれないじゃないですか。なぜそうされないんでしょうか。いま内閣支持率も下がってきてます。これは国民が、皆さんが説明責任を果たしていない、派閥の領袖が説明責任を果たしてない、そして納税義務を果たしてないというふうに国民が思っているからであります。

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