山井和則議員 本会議(予算委員長解任決議案 趣旨弁明) 字幕 20240301
山井和則議員
私は立憲民主党・無所属を代表して、予算委員長小野寺五典君の解任決議案について、趣旨を説明をいたします。 理由、過去2番目の規模である令和6年度の総予算は、物価高に苦しむ国民のためにも、十分な質疑時間を持って慎重に審査すべきであります。然るに、予算委員長小野寺五典君は、審議が尽くされていないにもかかわらず、自らの職権で、強行に質疑を打ち切る日程を決定をいたしました。昨年の質疑時間にも大幅に満たない時点で質疑を終局させ、採決を強行する委員会運営は、前代未聞の暴挙です。今般の予算審議において、自民党の裏金問題で、当該議員が政治倫理審査会に出席するまでに、多くの質疑時間を費やさざるを得ませんでした。その反省もなく質疑を打ち切り、政倫審と同時刻に集中審議を開く委員会運営は、予算の審議を軽んじているだけではなく、裏金問題隠し、裏金問題幕引きとの誹りも免れません。民主主義の基本である国会審議を身勝手に、裏金問題の幕引き、裏金問題隠しのために打ち切り、国民不在の委員会運営を強行する小野寺五典君は、予算委員長の任にあらず。即刻解任すべきである。以上が、本決議案を提出する理由であります。 80時間の審議のところを11時間残しておりますけれど、この11時間で救われる子どもたち、救われる被災者の方々、そして救われる様々な政策もあるわけです。こういう不正常な形で、80時間に足らずに強行採決する。そういうことをすれば、残念ながら野党が言う言わないじゃなくて、国民の人たちからは、ああ自民党はやましいことがあって、岸田総理はやましいことがあって、疑惑隠し、裏金問題隠し、脱税隠しで強行採決したんだな、というふうに言われてしまうと思います。本決議案に議員各位のご賛同をいただきますことを最後にお訴え申し上げまして、私の趣旨弁明とさせていただきます。ありがとうございました。