馬場雄基議員 本会議(所得税法等改正案 趣旨説明質疑)字幕
馬場雄基議員
本日私は平成生まれとして初めて、この本会議場の質疑に立っております。これからたくさんの平成生まれがこの場に立つでしょう。だからこそ昭和の悪しき風習をここで止めたいんです。 国民は増税、自民は脱税。必死に働いても実質賃金は上がらず、暮らしも苦しい状況なのに、防衛増税、子育て支援金、 扶養控除の縮小と、負担、増税ばかりを強いられることに、国民、とりわけ将来を担う若者たちは怒っています。 そんな怒りを横目に、自民党の政治家は脱税。偉くなるには集金力。大臣並みの金を集めてやろう。先日起訴された谷川弥一前議員の言葉です。裏金、脱税のリスクを犯してまで派閥の評価を上げ、派閥順送りで大臣を目指す、そんな昭和の自民党政治が今も続いていることに、国民、若者の怒りは頂点に達しているのではないでしょうか。 若者は投票率が低いからけしからん、大人はよく言いますが、脱税、裏金悪いことをした人たちが悪いと認識も持てない世界に、どうして若者が安心して参加できるのでしょうか。政治家自身が若者を遠ざけている事実に、私たちは真正面から向き合わなくてはなりません。社会に危機感を抱き、挑戦心を持って行動する若者はたくさんいます。私たちに求められているのは、自らの襟を正し、若者と同じ目線に立ち、国を背負う覚悟で、将来に向けて都合の悪いことも含めてお伝えし、お互いの知恵を出し合い、一緒になって前に歩みを進めていくことではないでしょうか。隠すのではなく正々堂々とです。 自民党の昭和の悪しき風習との決別、新たな政治を切り拓く。与党も野党もなく、ここに集う志ある私たち一人ひとりがです。たとえどんな矢を受けたとしても、確かな未来をつくる一番の先頭に、私も立憲民主党も立つ、必ず時代を切り拓く覚悟を申し上げ、またこの歴史ある国会で、裏金を話題とする平成生まれの議員が私で最初で最後であることを願い、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。